指しゃぶり・爪噛み

    2020/08/24

    ・しゃぶりをやめさせたい。
    ・爪をかむのをやめさせたい。

    そう悩む親は多いです。

    指しゃぶりがよくみられる年齢は3ヶ月~5歳で、3歳までに約20%に認められます。

    乳児期に見られるものは、乳児早期のミルクを飲む反射に関連しており心配はありません。

    2歳以降は、手持ちぶさた、不安、不満、緊張感などがきっかけとなり、本人の性格特徴も関与していると考えられています。

    それでも多くは3歳頃には自然消失し、歯並びにも悪影響はありません。

    叱ったりすることは児に過度の緊張や不安を与えることになり逆効果です。

    年長児で経過をみる場合は、まずお子さんと話し合い、必ずやめることができるという自己暗示を与え、指しゃぶりをしていなかったら、ご褒美のシールをカレンダーに貼るなど、達成する喜びを大事にしましょう。

    3歳過ぎて残る場合は、子どもの特性としてのこだわりや、心理的要因がないか見直してみるためにも小児科にご相談下さい。

    爪かみは3~5歳頃から認められ、神経性習癖の一つとされていますが、指しゃぶりとは異なり、歯列に悪影響することはありません。

    爪かみとともに甘皮をはがし、出血するほどひどくかむのでなければ経過を見ることで十分です。

    成長とともに減少することが一般的ですが、長引く場合はその背景に子どもの欲求不満、過度の緊張など心理的な要因が関与している可能性を含め、生活全般と子どもの特性を見直しましょう。

    記事監修

    日本小児科学会認定小児科専門医
    すずきこどもクリニック
    鈴木幹啓(すずきみきひろ)