新型コロナ致命率、国別比較には年齢調整すべき

2020/08/24

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者の年齢分布の偏りが致命率に及ぼす影響を、横断研究で検討。

世界9カ国(中国、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、韓国、スペイン、スイス、米国)の年齢別COVID-19症例数および死亡者数の集計データを用いた。

2020年4月19日までに報告されたCOVID-19感染者計122万3261例が対象となった。

各国の致命率は・・・
イタリア:9.3%
オランダ:7.4%
韓国:1.6%
ドイツ:0.7%
大きなばらつきがあった。

年齢で調整すると、致命率の中央値は1.9%となった。

95カ国の大規模標本で、COVID-19致命率のばらつきは、国の年齢構成の差のみを基に予測したものよりも13倍大きかった。

疾患の致死性推定や国別の治療成績比較には、年齢の歪みを排除し、年齢調整した致命率を用いるべきだ。

記事監修

日本小児科学会認定小児科専門医
すずきこどもクリニック
鈴木幹啓(すずきみきひろ)