風邪にトローチは有効?

2020/08/26

トローチの原意は小錠剤のことです。

ちなみに広辞苑を引くと「口中に含んで徐々に溶かし口腔粘膜から吸収させる錠剤、口中剤、舌下錠」とあります。

要するに内服薬の一種ですが、口腔内に含んでいわばなめるようにして用いるものであり、頬粘膜と歯肉の間に挟んで用いるようなバッカル錠とは区別します。

トローチは口腔内の清浄感と殺菌を目的として造られています。

抗菌作用を持つ薬物が配合され、咽頭炎、扁桃炎、口内炎などを対象としますが、上気道炎の一症状として咽頭炎で痛みを訴えるときに使用すると有効です。

したがって、上気道炎に用いられる多くの薬物と同様に、対症療法の一環であり、比較的年長で、口腔内でゆっくりと溶かす用法が可能な年齢では症状によっては有効です。

記事監修

日本小児科学会認定小児科専門医
すずきこどもクリニック
鈴木幹啓(すずきみきひろ)