中等~重症アトピー性皮膚炎への新薬アブロシチニブの発売前最終試験結果

2020/08/26

 中等症~重症アトピー性皮膚炎の青年および成人患者の治療において、新薬の1日1回内服は、プラセボ(偽薬)に比べ有効性が優れ、忍容性(安全性)も良好であることが示された。研究の成果は、権威のある医学雑誌Lancet誌2020年7月25日号に掲載された。

中等症~重症アトピー性皮膚炎の全身療法では、高い有効性と良好な安全性の経口薬が求められているという。abrocitinib(アブロシチニブ)は、試験で、中等症~重症アトピー性皮膚炎の成人患者における有効性と良好な忍容性が報告されている。

 対象は、年齢12歳以上、体重40kg以上の中等症~重症のアトピー性皮膚炎の患者

重篤な有害事象の発生率は、3~4%であった。治療関連死の報告はなかった。

 新薬abrocitinib(アブロシチニブ)は、外用薬による局所療法でコントロールされないyような、12歳以上の中等症~重症アトピー性皮膚炎患者の治療において、有望な新規の経口全身療法薬となる可能性がある。

 今後、日本を含めた発売承認の期待がかかる。

記事監修

日本小児科学会認定小児科専門医
すずきこどもクリニック
鈴木幹啓(すずきみきひろ)