アトピー性皮膚炎

2020/08/26

診断基準を簡単にいうと、症状から診断されます
①痒み
②特徴的な身体症状(特有の皮膚症状と左右対称の分布)
③持続する症状(乳児は2ヵ月以上、そのほかは6ヵ月以上)

の3つの要件があれば、アトピー性皮膚炎の可能性が高いです。皮膚症状は多彩で、年齢によって異なります。

よく知られていることですが原因は・・・
 遺伝、生活環境、アレルギーなどが複雑に関係しています。悪化の原因は、ひとそれぞれ違います。

きちんとした治療と予防は?
・皮膚の病変はステロイド外用薬とタクロリムス軟膏で治療します。痛み止めの服用も有効です。
・予防としては、保湿薬を定期的に外用し皮膚のバリアを正常に保つようにします。

小児科医からの一言アドバイス
悪化の原因を見きわめ、避けるようにしましよう。
定期的な症状の観察と根気よい治療が必要となります。

記事監修

日本小児科学会認定小児科専門医
すずきこどもクリニック
鈴木幹啓(すずきみきひろ)